テラドローンが「空飛ぶクルマ」の実用化目指すCARTIVATORとスポンサー契約、2020年のデモフライト開始に向けて

ドローン業界を牽引する日本発のグローバルベンチャー企業であるテラドローン株式会社(東京都渋谷区、以下「同社」)が、空飛ぶクルマの開発活動「CARTIVATOR(カーティベーター)」を運営する一般社団法人CARTIVATOR Resource Management(以下「CARTIVATOR」)とスポンサー契約を締結しました。

 

豊富なリソースをもつテラドローン

同社は、全国7支社とオーストラリア・イギリス・オランダ・インド・南アフリカ等に海外に拠点を構えるグローバルベンチャー企業です。国内外にてドローンを用いたレーザー・写真測量を実施、高精度3次元図面を短時間で作成するなど、施工管理に役立つサービスを提供しています。測量実績も全国トップクラスです。

ドローン管制システム(UTM)においては、グローバルリーディングカンパニーとして市場を牽引。ヨーロッパ4か国、アメリカ等海外各国でUTMシステムを展開しています。

 

「日本初の空飛ぶクルマ」の開発に挑むCARTIVATOR

今回同社とスポンサー契約を結んだCARTIVATORは、「日本初の空飛ぶクルマ」の開発に挑む有志団体です。

「モビリティを通じて次世代に夢を提供する」をミッションに2012年に活動を開始。

エンジニアやデザイナーなどのバックグラウンドを持つメンバーを中心に、空飛ぶクルマの技術開発と事業開発に取り組んでいます。

2014年に5分の1スケールの飛行に成功、現在、TOYOTA、NEC、Panasonicなどからも支援を受け、2019年の有人飛行機、2020年のデモフライトに向けて開発を進めています。

 

両者の想いが「空飛ぶクルマ」の実現へ

日本発の取り組みをグローバルに展開して新たな社会をつくるというビジョンをもつ同社が、CARTIVATORの「空飛ぶクルマ」構想の理念に共感し、今回のスポンサー契約に繋がりました。

同社は、テラグループ(テラモーターズ、テラドローン)のリソースを活用した海外展開・PR支援、ドローン管制で培った低空域での管制システムのノウハウなどの提供においても将来的にサポート、「空のモビリティ革命」に寄与できればとの想いを発表しました。

一方、CARTIVATORは「誰もが空を飛べる時代をつくる」というビジョンと、同社の「空から次の産業革命を起こす」という事業展開の方向性が共通しており、プロジェクトの推進を大変うれしく感じているとのこと。

SFの世界にあるような「空飛ぶクルマ」が飛び交う未来が実現するのも、そう遠くないかもしれません。