次世代ロボットコンテスト「ROBOMASTER 2019」閉幕、優勝は東北大学(中国遼寧省瀋陽市)

中国・深圳の宝安スタジアムで開催された、次世代エンジニアと大学生向けにDJIが主催するロボットコンテスト「RoboMaster 2019」が8月12日に閉幕しました。

優勝を手にした東北大学(中国・遼寧省瀋陽市)には、金色のトロフィーと共に、500,000人民元(約800万円)が進呈されました。準優勝は上海交通大学、準々優勝は電子科技大学で、 それぞれのチームが300,000人民元と100,000人民元を手にしました。今年のコンテストには、中国本土、米国、カナダ、日本、香港、マカオの176チーム、約10,000人の若き学生エンジニアが参加し、決勝では32チームが熱戦を繰り広げました。

RoboMasterとは?

RoboMasterは、ロボットの設計や開発を学ぶ学生エンジニアたちが世界中から参加し、チーム単位で競い合う世界最大級の次世代ロボットコンテストです。各チームが、次世代型ロボットを設計、製作し、バスケットボールコートの大きさの競技フィールドで競い合います。主催するDJIによると、RoboMasterは2015年の初開催以来、エンジニアたちのコミュニティ内で人気が高まっているとのこと。

決勝戦はTwitchやニコニコ動画でも中継

RoboMasterの決勝戦はTwitch.tv(https://www.twitch.tv/robomaster)で中継され、このエキサイティングな イベントを世界中の観客にオンラインでお届けしました。195万人を超えるオンライン観戦者が15か国以上の国で視聴しました。

また、今回はニコニコ動画で初の日本語でのライブ配信も行い、タレント/ソフトエンジニアである   池澤あやかさんや日本代表チーム「FUKUOKA NIWAKA」の選手達が現地中継レポートを行いました。 

エンジニアリングと教育のプラットフォームに

RoboMasterは、国際的なプラットフォームとして、教育に取り組むための新しいフレームワークを提供しています。また、RoboMasterは大会での対戦を通して、RoboMaster ロボット大会そのものと、AIチャレンジ、テクニカルチャレンジ、さらに、学生向けの青少年コンテストなどを行っています。

DJIによると、先日発売されたRoboMaster S1も含め、RoboMasterは次世代エンジニアリングと教育の文化に貢献する、創造的なプラットフォームへと発展していくよう取り組んでいくとのこと。

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