Phantom 4 記者会見イベント開催!初心者をドローン空撮のプロにしてしまう驚異の機能を披露

3月1日に正式発表され大いに注目を集めたDJI 社のPhantom 4 。その記者会見が六本木ヒルズアリーナで開催されました。ドローン業界のトップメーカーであるDJIの新製品発表ということで、多くの記者が集まるだけなく、一般の方も数多く足をとめて見物しているなど盛況なイベントとなりました。

 

誰もが空撮のプロになれる3つのモード

昨日の速報記事でもお伝えしたように「障害物感知」「自動回避」という新たなテクノロジーを組み込んだDJI Phantom 4 。
その特徴をフルに活かした3つの飛行モードについてDJI JAPAN の呉 稲(ご とう)代表から説明がありました。
 

タップフライモード

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画面をタップするだけでその場所に移動できるTapFlyモード

まず、コントローラのスティックを使った操作を不要にする「タップフライモード」では、カメラに映った画像の目標地点を指でタップしてGo ボタンをタップすることでドローンを操縦します。しかも、途中にある障害物はドローンが自動的に迂回してくれて、従来から搭載されている「Return to Home ボタン」を押すだけで離陸地点まで帰還させることも可能です。
初心者が直観的に操作ができるだけでなく、スティック操作のミスによってドローンを墜落させてしまうリスクもなく、操縦の練習をする必要もないほどシンプルな操縦方法です。
 
これで操縦者はカメラの操作に集中することができます。

 
アクティブトラックモード

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動いている被写体を追い続けながら撮影するActiveTrackモード

そして、動いている被写体を自動的に追尾する「アクティブトラックモード」では、これまでは熟練したパイロットにしかできなかった動く被写体の空撮をタップ操作だけで実現してしまいます。
被写体の上空を旋回しながら撮影するといった高度な撮影方法にも対応していて、スポーツや自然界の動物といった空撮のプロにも難しかった動くものの撮影を楽しむことができるようになります。

 
スポーツモード

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従来の4倍近い時速72kmに対応したSportsモード

 
最後は、レース並みのスピードでPhantom 4 を飛ばす「スポーツモード」です。デモンストレーションではそのスピード感の違いに、思わず「おぉー」という歓声があがるほどでした。
自転車やスキーといったスピード感のある被写体を撮影したり、撮影ポイントまでの移動時間を短くすることができるなど、空撮の幅を広げてくれる上級者向けの機能になりそうです。

 

Phantom 4 をお薦めしたいひとは?

 
このように多彩な機能を盛り込んだPhantom 4 なので、価格は189,000円(税込)とかなり高価になっています。ですが、対人対物保険も含まれているなどコストパフォーマンスは高く、空撮を本格的に始めたいという人にお薦めしたいドローンです。
 
Phantom 4 があれば初心者でもドローンの空撮を楽しむことができるようになるのか、ドローンメディアでも検証してみたいと思います。

呉社長
DJI JAPAN株式会社 代表取締役 呉 稲 (ご とう)氏
パネルディスカッション
(左)ORSOの坂本氏、(中央)日本マイクロソフトの西脇氏