学生向けのドローンハッキングイベント『2時間で分かる “Drone Hacking” 入門セミナー!』レポート

9月30日(水)に、学生向けのドローンハッキングイベント「2時間で分かる “Drone Hacking” 入門セミナー!」が開催されました。

「Bebop drone」「Airborne night drone」「Jumping night drone」などのドローンを思う存分触ってハックできる本イベントは、「次世代コミュニケーション」を創造する2Daysプロトタイプ開発ハッカソン「hack418」の事前セミナーとして開催。

会場は渋谷にある株式会社ギブリーのイベントスペース。会場には多くの学生が詰めかけていました。

まず最初に、株式会社ギブリーの五十嵐氏によるイベント概要の説明。

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続いて、元日本ドローンレース協会元代表理事であり、株式会社Drone Games 代表の黒田潤一氏による講演。

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「ドローンの定義」「ラジコンとドローンの違い」「現時点での法規制」などのドローンの基礎情報から始まり、続いて話題は「ドローンを使って何ができるか」というテーマに。

ドローンを使った空撮に関しては、実際に撮影された風景映像を流しながら、「使い方を守って、ドローンの性能をわかった上で撮影すれば、今までに見たことがないような新しい映像を撮影できる」「ドローンを正しく活用すれば、日本の良さをもっと海外に広められる」とドローンによる空撮映像に可能性について言及されました。

その他の用途として、ドローンの対災害用途について紹介。人間がなかなか入れないような被災地の状況把握から、「ドローンに消火剤を積めば、消防活動も可能」のように、状況把握用途以外の活用方法も可能といった紹介がされました。

さらに、「これをドローンをいうかは意見が分かれるかと思いますが」という前置きがありながらも、TRANSWHEELの事例紹介を交えながら、「陸では車輪で運んでおいて、離島にはドローンを飛ばして運んでいくというように、陸と空を組み合わせることによって、もっと効率的で革新的な輸送システムが構築できるのではないか」との提案がありました。

黒田氏の講演の後は、「Airborne night drone」を使った飛行体験会と、株式会社LIG エンジニア 菅原のびすけ氏による「Drone操作アプリ Free Flight 3を使った Touch & Try」。

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Node.jsを用いて、「Airborne night drone」への接続、離陸、移動、着陸の操作ができるコードを組む、という一連作業をハンズオン形式にて実践。

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一通り組み終えると、早速PCを介した「Airborne night drone」の操作へ。参加者の楽しそうな笑顔がとても印象的でした。

気がつくとあっという間に2時間のイベントが終了。

イベント後の懇親会では、「すぐにでもドローンを買いたい」「もっとドローンをハックしたい」という声が参加者のいたるところから上がっておりました。

10月3日(土)4日(日)には、次世代コミュニケーションを創造する2Daysプロトタイプ開発ハッカソン「hack418」が開催されます。提供デバイスの中にはドローンもあるそうなので(黒田氏と菅原氏もメンターとして参加されるようです)、興味ある学生の方は参加してみてはいかがでしょうか。

※ 2015/10/16 黒田氏の肩書きに間違いがありましたため、修正いたしました。