最近、ECの配達や、警備に使えたりと色々なニュースで話題になっている「ドローン」。

いわゆるリモコンや自動操縦で空を飛ぶ、小型の無人飛行物体なわけですが、今までのラジコンヘリと何が違うのでしょうか。

 

従来のヘリコプターよりは操縦が簡単

ar-drone-parrot-quadricopter-iphone-4

今までのラジコンヘリは、かなりの習熟を経ないと操縦できなかったのですが、マルチコプターやドローンはGPSやジャイロといった電子部品を使用して、操縦を簡略化しています。また、スマホやタブレットといったガジェットを使って操縦することが可能な機種も多く、従来のラジコンに比べると気軽かつ、簡単な操縦で飛ばせるようになっています。

* しかしながら、高速で回転するプロペラという危険物を備えながら空を飛ぶ物体であることは変わりなく、人や物にぶつかるとドローンが壊れるだけでなく、人が怪我をしたり破損させてしまう危険性があります。そのため、ある程度の練習は必ず必要で、人のいる場所で操縦する場合は保険に入ることも必要です。

また、自動操縦や、赤外線を使って室内の障害物を自動的に避ける機能を実現している機種もあります。

 

デジタルガジェットと親和性が高い

Go-Pro-Drone-With-Camera設計当初よりデジタルカメラやスマートフォン、タブレットといったデジタルガジェットと最初から組み合わせて使う事を前提に作られている機種が非常に多いです。
また、最初からデジタルカメラと、撮影画像がぶれないための土台(ジンバル)が搭載されている機種もあります。
従来の空撮とは比較にならないほど、空撮が手軽に出来るようになりました。

 

性能の割には非常に安い

H107C_1カメラつきの入門用機種だと1万円でお釣りが来ることも。
地磁気センサーやジャイロを生かした、プログラミング技術と電子制御技術と、携帯電話用の量産化された小型モーターを使うことによりコストダウンを実現しています。
また、通常のヘリコプターと違い、同一の駆動機構を数台揃えたマルチコプターは通常のヘリよりもシンプルな設計で、コストダウンを可能にしています。
また、DJIのPhantomIIは、10万円以下でありながら、自動的に着陸地点に戻ってくる機能を装備しており、かなりの高性能を実現しています。
高級機種になればなるほど高機能になり、デジタル一眼レフカメラの搭載も可能です。

 

これからもどんどん普及すると思われるドローン。
簡単に特徴を書いてみました。

今後普及が進むにしたがって、法律の整備が進み免許制になったり、法律で飛行禁止が明示されたりする可能性もありますが、世界を変えていく可能性のある機械であることは間違いないですね。