ドローンクルーズ:大島No.1のパワースポット 伊豆大島・筆島(Vol.3)

伊豆大島を訪れたら、まず必ず見ていただきたい絶景スポットの一つは、パワースポットとしても有名な筆島です。
もちろん展望台からの眺めも素敵なのですが、ドローンで空撮、しかも絶対にノーズインサークルしたくなる様相のオブジェ。
場所は、元町港に着いたら、島をちょうど半周した向こう側にあります。

筆島の名前のいわれは、その形にあるようで、確かに筆の先のような形をしています。
見ようによっては人の顔にも見えなくもないですが、そんなことも含めて、ノーズインサークルで空撮しながら確かめてみたい、そんな衝動に駆られます。

筆島をノーズインサークルする際の注意

例えば、灯台や、鉄塔など、360度ノーズインサークルをしても障害物がない場所であれば、それほど気にすることはないのですが、筆島のロケーションは、片方が海、片方が崖、という場所に位置しています。
崖からの筆島の距離は約135m、一見、ものすごく距離があるために、何の問題もなく撮影できそうな距離なのですが、これが初心者でなくても見間違うことがあるので要注意です。
というのも、まずは筆島の大きさにあります。目視できる側から見える幅は約12m、高さが30mほど。この大きさの対象物を、その画角の中で好ましいと思われる大きさに捉えようとすると、意外に機体と筆島の距離は開いてしまうことになります。画角にちょうど良い大きさで収まった筆島を、その距離を保ったままノーズインサークルで回ると、崖に相当近づくことがわかります。しかも、その移動速度は、画面で確認している以上に高速です。

不意な事故を避けるには

もちろん、補助者に目視で機体を見てもらうことが最善ですが、このような場合には、まずは海側に移動し、自分がちょうど良いと思った画角をキープします。その位置はドローンと筆島の距離がどの程度なのか、を目視で確認します。
恐らくは、機体は相当小さく見えているはずです。離陸地点である駐車場からの距離は約470m、Phantomのような機体だとその大きさは1cmにも満たないでしょう。その機体が、筆島からどの程度離れているか。その距離感で回ると、崖にぶつかるのか、余裕があるのか。そのような確認を事前にしたほうが良いでしょう。
そうして、崖との距離を考慮した距離まで詰めた上で、ノーズインサークルをします。

筆島は火山活動でできた島

驚くなかれ、筆島は、200万年前の火山活動で火山の火道で溶岩が固まったものだそうです。
そうした岩が、長い年月の間波などで削られて今の形になったのだとか。
前回、地層大切断面もご紹介しましたが、伊豆大島は地球の歴史を色濃く残した地域です。地層や筆島だけでなく、様々なところで、自然が生み出した不思議な造形美を見つけることができる稀有な島の一つです。
それを、ドローンで、人が絶対に見れない視点で見てみる。ドローン空撮の醍醐味ですよね。

それでは、筆島の映像です。

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