ドローンと鏡の中のマリオネット

出典:http://diydrones.com/profiles/blogs/disney-patents-copter-controlled-puppets

要するに人形劇です。人形劇に使う人形を操るための、あの十字型のインターフェイスとドローンは酷似していますよね。ドローンは人形劇のために開発されたと勘違いする人がいてもおかしくないレベルでそっくりです。

ドローンを使えば人形を操作する人間が隠れる場所を用意する必要もないのでステージの設置が大幅にラクになります。通常のプロポの操縦に加え、よく使う動作やそのキャラに応じたクセのような動きもあらかじめ用意しておけば「手作り感満載の人形なのに超リアルに動く」みたいなコトもできます。

出典:http://tabisuke.arukikata.co.jp/os/r/104/r/10203/r/PRG/13/OverseaCitySpot/341/klist/1/
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しかしながらその程度のコトで満足していいのでしょうか?

我々は誇り高き日本人ですので、もっと海外の人達が「また日本人かっ!」と驚くようなコトをしたいものです。「日本はマネばっかり上手だ」と言われた昭和の時代はもう終わったのです。世界を圧倒、震撼、困惑させる謎カルチャーとそれを支える謎技術、これこそがまさに現代日本の象徴ではないでしょうか。

出典:http://sakyosoku.blog.jp/archives/24390929.html
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さて、人々にインパクトを与える最も単純な方法のひとつとして「ひたすらデカい」というものがあります。世界で一番大きい◯◯という言葉が溢れているのは、やはり大きいというのはそれだけでインパクトがあるというコトなのです。

出典:http://plaza.rakuten.co.jp/ryouriha11ka/diary/200912260000/
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というワケで最終的にはお台場にある白地に赤青黄のアイツのような巨大なロボによる人形劇なんかもできるハズです。ドローンで吊るなら自立不要で強度もそこまで要らないので軽く作るコトも可能でしょう。うまくコントロールすればロボ物にありがちな合体変形なんてコトもできるのではないでしょうか。

タイトルがタイトルなだけに人形劇に限って書いてみましたが、何も劇である必要はなかったりします。日本の自動車屋さんが作る世界最高峰の二足歩行ロボのニセモノみたいなものもこのドローン人形で再現できそうです。

上記の通り自立はおろか、ロボ本体に動力は必要ないので関節だけのハリボテで、操作は複数のドローンで行う、といったイメージです。ドローンが見えないようにしないとだいぶカッコ悪い気はしますが、その辺は生暖かく見守る方針というコトで大丈夫でしょう。

出典:http://www.themeparkinsider.com/flume/201408/4188/
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となるとさらにロボだけでなく等身大フィギュアも動かせそうですね。いわゆる「俺の嫁」の等身大フィギュアは存在します。動くものも存在します。ですがどうしても関節(=テコの原理で一番力がかかる)を小さい動力で動かすコトになるので強度にムリがあったりします。

マリオネット方式なら動かしたい場所を直接吊るせばいい上に、軽く柔らかく作ればどうにでもなりそうなのでお手軽に「俺の嫁」を動かせるのではないでしょうか。

そしてこの方法の利点としては、夢にまで見た「空飛ぶ俺の嫁」もある程度再現できるというコトです。2次元の世界には空を飛ぶ美少女がたくさんいますからこういった需要は確実にあるでしょう。

出典:http://blog.livedoor.jp/masami4537/archives/54243475.html
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現在市販されているドローン+自動操縦でも実現できるハズの夢です。予算のある方は是非実現して動画投稿していただければ、と思っておりますのでよろしくお願いします。