DJIの折り畳み型ドローン「MAVIC PRO」が発送開始!

DJI JAPAN が、パーソナルドローン「Mavic Pro」の発送を開始しました。

http://www.dji.com/jp/mavic

Mavic Proは、DJI史上最もコンパクトな折り畳み型パーソナルドローン。折りたたむとペットボトルほどの大きさになって気軽にバックに入れることができ、取り出したらすぐに離陸させられる手軽さが売りになっています。

一方で、そのコンパクトさだけでなく、スペックにも妥協がないところがMavic Proのすごいところ。高精度な3軸ジンバルを備えた4Kカメラとビジョン・ナビゲーションシステムを装備し、最大7km(日本では4km)の通信距離と27分の飛行時間を実現。ここのあたりのこだわりは、さすが世界シェアNo.1のDJIといったところです。

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驚きの飛行安定性とフレキシブルな操縦性

Mavic Proには、新しいFlight Autonomy (飛行自律性)システムが搭載されています。このシステムは、カメラ5台、GPSナビゲーションシステム、GLONASSナビゲーションシステム、超音波距離計2台、冗長センサー、パワフルで高性能な24個のプロセッサーで構成されるMavic Proの頭脳であり、コンパクトな機体にも関わらず非常に安定した飛行を実現しています。

そして、他のDJI社製のドローンと同様に、送信機との接続が失われた場合やバッテリー残量が不十分になった場合、自動で離陸場所に戻ってくる仕組みも搭載。わずか数センチの誤差で離陸場所に着陸することが可能になっています。また、パイロットが機体のコントロールを失ったとしても、Mavic Proは自らホバリングし、その場にとどまり続けます。

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気になる飛行時間は、最大27分。Phantomシリーズと比べて、予備バッテリーの価格が安価になっているところは嬉しいところです。

また、Phantom 4 と同じく、スポーツモード(Sport Mode)への切り替えも可能で、最大速度時速64.8kmで飛ばすことができます。飛行スキルが一定の習熟をしていることが前提ですが、広いところで思いっきり飛ばしたい時には嬉しい機能ですね。

最新のカメラスタビライザーシステム

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Mavic Proには、写真や動画撮影時の手ブレを補正するDJI史上最も小型の3軸ジンバルが含まれています。オートフォーカスカメラ機能でわずか0.5mの焦点距離を実現し、縦方向90度に回転してセルフィーや動画もポートレートモードで撮影できます。

そして、4K動画を30fps、Full 1080p HDを96fpsで撮影可能。高精度なジンバルは2秒間の長時間露光での空撮を実現し、本格的な作品を撮影することができるようになっています。

ぐっと軽くなった小型コントローラー

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Mavic Proのコントローラーは、その機体のサイズ感と同じく折りたたみ可能な小型設計。従来のDJI社製コントローラーと比べても軽量化が図られており、長い時間操作しても疲れにくくなっています。実機を触ってみて驚いたところは、従来型送信機には必ずと言っていいほど存在するストラップの穴がないところ。これはストラップなしでも腕が疲れない重さというDJIの自信の現れなのではないでしょうか。

また、コントローラーにスマートフォンを取り付けることで、Mavic Proの自動操作も行えます。内蔵のLCDスクリーンは、飛行時の安全性を確保するリターントゥホーム機能やインテリジェント・フライト・モードが中断されている場合に専用のボタンを表示し、必要不可欠な遠隔測定データを表示します。そして、スマートフォンのみでの近距離操作も可能。専用アプリを立ち上げれば、すぐにシステム全体がセットされ、飛行を開始できます。

初心者でも簡単に操作可能

Mavic Proには、ドローンを初めて手にするユーザーでも簡単に使用できるようにさまざまな配慮がなされています。

■TapFly(タップフライ)
スマートフォンのタッチスクリーンを操作することで、 Mavic Proを飛ばしたい場所へ障害物を回避させながら自動で飛ばすことができます。

■Gesture mode(ジェスチャーモード)
Mavic Proのカメラが自分に向けられているときに、指でフレームの形を作ると、機体の赤いLEDが点滅をはじめて、セルフタイマー撮影を行います。

■ActiveTrack(アクティブトラック)
Phantom シリーズなどに搭載されていたActiveTrackも進化しています。ユーザーが飛行の操作に集中している間も、Mavic Proが人物、自転車、車、ボートや動物などの被写体を後方から追尾したり、進行方向から捉えたり、被写体の横を一緒に飛行して、常に被写体にフォーカスしたりします。

■Terrain Follow(地形フォロー)
地上3m~10mの間で被写体を後方から追尾することができます。

■Tripod(トライポッド)
室内でMavic Proをあまり速く飛ばしたくない時のための新機能です。Mavic Proのスピードを落とし、送信機の動きを基に位置と角度を精密に調整し、正確な構図設定と安全な飛行を実現します。

DJI ゴーグルでFPVも可能

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周辺機器として用意された「DJIゴーグル」を組み合わせれば、機体から送られる85°の広視野角と1080pの一人称視点映像でドローンを飛ばすことも可能。まさに自分が鳥になって空の上から世界を見ているような体験を味わえます。また、眼鏡をかけたままでも無理なくゴーグルを装着でき、ゴーグルのカバーを上げるだけですぐにFPVモードを中止できます。

とってもお得なMavic Pro Fly More Combo

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このように、小型化しただけでなく、多くの機能がてんこ盛りのMavic Pro。お値段は、119,800円(税込)で、初めてドローンを購入する人だけでなく、Phantomユーザーなどにも大いにオススメできる魅力的な製品になっています。

また、Mavic Proは基本セットだけの購入も可能ですが、さまざまなオプションが付いた「Mavic Pro Fly More Combo」も用意されています。気になる内容は、Mavic Pro本体、追加のインテリジェント・フライト・バッテリー2台、予備のプロペラ、充電ハブ、アダプター、シガーソケットチャージャー、ショルダーバッグで、これだけ付いてお値段は155,800円(税込)ととってもお得。

10月17日現在 Mavic Pro は予約販売となっており、 ご注文から4-6週間での発送を予定しています。また、Apple.comでの販売も予定されておりますが、こちらの販売開始は11月初旬を予定しています。

小型化と折り畳み機構による高い可搬性と妥協のない性能により、新しいドローンライフの可能性を広げてくれた「Mavic Pro」。お出かけのお供に一台購入されてみてはいかがでしょうか。